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C5:シリエンエルダー/シリエンオラクル 追加・変更点
新規追加スキル
アイコン スキル
名称
スキル
タイプ
スキル
レベル
習得
可能
レベル
消費
MP
必要
SP
イレース アクティブ 1 56 52 125000
2 58 54 147000
3 60 55 214000
4 62 58 310000
5 64 60 400000
6 66 62 540000
7 68 64 590000
8 70 65 780000
9 72 67 1150000
10 74 69 1640000
詳細
敵の召喚獣を異次元へ飛ばす
ルーンストーンを消耗する (Lv56~3個、Lv64~4個、Lv70~5個)
魔法書ドロップ対象モンスター
メイズ ウォッチャー エルダー (冬の迷宮)
マナバーン アクティブ 1 56 77 125000
2 58 80 147000
3 60 83 214000
4 62 87 310000
5 64 89 400000
6 66 93 540000
7 68 95 590000
8 70 98 780000
9 72 100 1150000
10 74 103 1640000
詳細
敵のMPを吹き飛ばす
<ダメージ計算式(暫定)>
魔法力の平方根*魔法威力*対象の最大MP/魔法抵抗力/96=MPダメージ
魔法書ドロップ対象モンスター
メイズ ガーゴイル ラド (冬の迷宮)
レジストホーリー アクティブ 1 58 54 147000
2 66 62 540000
3 74 69 1640000
詳細
一定時間 対象の聖属性攻撃に対する耐性を増加させる
ディバインプロテクションと効果は累積する
魔法書ドロップ対象モンスター
ウルサス (冬の迷宮)


仕様変更スキル
アイコン スキル名称 詳細
グレーター ヒール C4 HPを回復させる。
 威力817。
C5 HPを回復させる。
 威力450、効力6

 (50%即効性回復+50%持続性回復)
グレーター グループヒール C4 パーティメンバーのHPを回復させる。
 威力654。
C5 パーティメンバーのHPを回復させる。
 威力360、効力5
 (50%即効性回復+50%持続性回復)
メンタルシールド 効果低下。
スリープ 詠唱速度が延長。(C4の約4倍)
ディストラプト アンデッド 聖属性が追加。


その他
・メイジ職は弓・槍を装備した状態では、詠唱速度-30%命中率-8のペナルティが発生する。



【私的雑感】

イレース・マナバーン共にオリンピアでは使う機会があるかと思います。
マナバーンはひょっとしたら戦争で使うこともあるのかもしれません。
とはいえ、ヒーラーが前線に出るのは、タブーなところもありますが・・・。
Mobに使うことに意義があるかどうかは、実装された後、使ってみないとわからないでしょうね。

グレーターヒール系の仕様変更に関しては、正直使ってみないとわからないところ。
メジャーヒールが実装されないシリエンエルダーは、サブヒーラーとしての位置づけが強まる可能性が高いと思いますが、やはりC5グレーターヒールの使い勝手にもよると思います。

スリープの詠唱速度延長は、シリエンエルダーに関して言えば、さほど関係ないですね。
自分自身ショートカットには入れてますが、まず使うことはないですし、そもそも成功率が(略

槍・弓に関しては、どちらも好きな武器なので非常に残念なところ。
この変更が、何を意図しているのかはわかりませんが、特にヒーラーとしての仕事を重要視するのであれば、他の武器を選ぶのが無難でしょう。
そもそも命中率-8は、致命的だと思います。
少なくともルーツ狩りは非常に困難になったと思われます。

上記2つの変更は、シリエンオラクル、特に魔法が効かなくなってくる30代後半の方々には若干つらいかもしれません。


※参考にさせて頂いたサイト様(敬称略)
韓国公式
日本公式
うならぼ
Lineage2マクロメモ
Anadish の World of Warcraft紀行
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地竜謁見 (5)

(失敗したか...?)

黒い鎧を着た騎士たちが、武器を準備して隊列を取り揃え始めた。ギラン領地を脱する頃、軍に合流したその騎士たちは、アンタラスを打ち破ることに意義を共にする者たち、とだけ自分らを明らかにした。今残っている黒い騎士たちの人数は二人だった。初めに合流した人員が15名であったから、その被害は一番深刻な部類に入ると見なければならないだろう。
カーディアはその理由が分かっていた。一人一人が遠征隊員の誰よりもすぐれた技量を持っていたが、彼らはいつも最も戦闘が過酷な所で自らを顧ず戦った。もし彼らがいなかったら遠征隊はこの橋まで到逹することができなかったはずだ。

「彼らの舞踊はまるで伝説のブラックレギオンのようだな」

ギラン出身の枢機卿ドリア師は、先行して三人づつ固まりお互いに背中を突き合わせ、周りに城壁のごとくモンスターたちの死骸を築きながら前進して行く黒い騎士たちの姿を見てそう言った。

枢機卿も何か気配を感じたのか自分の杖をついて座った場所でかろうじて身を起こした。かつてアデン最初の女性枢機卿としてその高い徳の賞賛を受けた彼女は、もう年を取って衰え、同行した若い従者の助けがなければ身動きさえすることができない状態だった。

槍をまっすぐに立てて待機している騎士たちの正面から素早く何かが近付いた。騎士たちは槍を正面に狙って進み始めた。騎士たちの間をかきわけて鳥のように飛んで来たその何かは、地面に落ちて人間の肩幅程の真っ赤な痕跡を残しながら滑った。

血だ!

再び見ると、その跡の終りには偵察に出たアビスウォーカーが帰って来て倒れていた。マンティコアの皮で作った鎧と一緒にわき腹が割れ、血が滝のように吹き出していた。あっという間に彼の周りで小さくて赤い沼ができた。樞機卿が従者を急き立ててそのそばに慌てて駆けて来た。キルツという名前で呼ばれていたダークエルフは、たった今彼が通り過ぎた所に向けてかろうじて手を伸ばした。

「奴らがとても...沢山いる...その...場所で<心臓>を...見たんです...竜の頭蓋骨の下を通り...上った...右側に...」

ダークエルフの手が落ちた。その手をまるで大事な神さまの贈り物であるかのように枢機卿が取り上げた。彼女は最後まで開いていた呪われたエルフの二つの目を閉じてやり、やや低く祈祷文を詠じた。

「ダークエルフとしてはそんな祈祷はあまり有り難くないでしょう、枢機卿様。彼の魂は今頃死の女神の御許へ駆け付けているかも知れないですね」

狩人の村から来たオリビエは、わざと無粋な言葉でアビスウォーカーの死骸に惜別を告げた。若い従者はハンターに怒った顔をしたが、矢を背負っているハンターの背中は見ることができなかった。

カーディアも武器を持って橋に向けた。彼女は呼吸を整えようとわざとゆっくり走った。アビスウォーカーを追跡して来た魔物たちが橋の向こうに姿を現わして、戦闘が始まった。
討伐に出てから何回目の戦闘だろう...それがあまり嬉しくもないように感じられて、他の種族たちに余りにも染まった様だ、と呟きながらカーディアは苦笑した。

ハンターたちの護衛が歌い二刀の者が踊る。騎士たちの鎧と盾は、絶えず自分らの境遇に対して不平を吐露した。魔界のモンスターたちは、見るも巨大で重そうな身体にもかかわらず、兎のように身軽くからかう様にあちらこちらに走り回る。遠征隊員たちの首だけになった身体から血が四方に飛び、元からやや赤い洞窟中を真っ赤に染める。

カリックたちは無視して結界の心臓を捜して走りなさい!と叫ぼうとしたが、カーディアは酷い違和感を感じて堪えた。

エルフとグラディエイターが前を争って走って行き、他の人々が後に従った。ダークエルフの遺言どおり、橋の向こうには家よりもかなり大きな頭蓋骨が置かれていた。カーディアは、羊のように曲がっていた角の下を通る時ふと後を見回した。一番後に遅れていたのは、気遣っていた足の短いドワーフたちではなかった。ドワーフたちは短い足をせわしなく動かし、騎士たちすぐ後に従っていた。もっぱら最後尾を来るのは、老いた枢機卿とその従者だった。

「急いで!はやく!」

意味ない催促が繰り返される間に、いよいよ追跡者が現われた。両側に刃が付いた巨大な槍を振り回しながらデスナイトたちが二人に迫った。

「ばばあ!死にたくなければ走れ!」

渡った橋を戻ってきたオリビエが声を張り上げた。彼と他のレンジャーたちは相次いで矢を放った。彼らは弓を射るのが非常に速く、弓を一回引く間に矢を二本ずつ飛ばしているのではないか疑ってしまう位だった。彼らの射撃は正確な上に力強かった。矢は追跡者たちの鎧をまるで薄い皮のように貫いた。追跡者たちは執拗に枢機卿と従者を狙ったが、その前にハリネズミになって倒れた。やっと無事に橋を渡った枢機卿は、息が息苦しいようで胸をつかんでいた。枢機卿はレンジャーたちに感謝しようと思ったが、レンジャーたちは間を置かず洞窟の奥へ駆けて行った。

「長く堪えることはできない!早く先に心臓がある所へ!」

高く飛び上がったカリックを巨大な金槌で殴り落としてゴッドフリー卿は叫んだ。カリックは地面を一回転したが、直ぐに立ち上がって巨大な腕でゴッドフリー卿を殴り飛ばした。何かが折れる音と共にグリフォンの騎士が洞窟の底に倒れ込んだ。盾を持った彼の左腕の鎧が引き裂かれていた。腕が折れたように見えた。
倒れた敵に止めを差そうとしていたカリックのわき腹を、前後と左右で黒い騎士たちの槍が十字に貫いた。カリックは無惨な咆哮と共にひざまずいた。

さらに多くの戦友たちを失ったのち、遠征隊は二つ目の橋を渡った。橋の向こうには、典型的なオークなら歓呼の声をあげるに値する光景が展開されていた―――

無数の強大な敵が先を争ってこちらへ渡って来るために喚き立っているのだ。彼らを阻み、オークの楽しみを奪っているのは、二人のあの黒い騎士たちだった。カーディアはその騎士たちの靴でも磨いてやって、オークと敵の間を塞いだ彼らの無礼に対する報いを教えてやりたい気持ちだった。

「来ます!」

黒い鎧の中で意外な美声が飛び出した。騎士は巨大なグレートソードを振り回して近付いた敵を退けながら叫んだ。もう一人の騎士はハルバードを持ってその横を守った。

「くそ!陣形を組んでやがる」

闘技場のチャンピオンが腕を捲り上げる振りをして橋に戻ろうと思ったが、誰かの叫びが彼を留まらせた。

「結界の心臓だ!」

▲ 地竜謁見 (4)
地竜謁見 (6) ▼
C5:ヒューマンファイターローブ用グラフィック
クリックすると大きい画像がPOPします

>> カルミアンローブ
 
 

>> デーモンローブ
 
 

>> ブレスドローブ
 
 

>> アバドンローブ
 
 

>> ブルーウルヴズローブ
 
 

>> マジェスティックローブ
 
 

>> ナイトメアローブ
 
 

※参照:天堂Ⅱ透視鏡


ヒューマンファイターのローブ用グラフィックが追加されてますね。

こうやって見ると、ほとんど形同じゲフッ、ゲフフン・・・
でも他の種族も実は並べたらそうだったりするんだろうか (´・ω・`)

ドゥーム、シルノエン、DC、タラムが抜けてますが、
DCの画像もどこかで見たので、おそらく実装されていると思います。
地竜謁見 (4)

まるで竜の骨になめした竜の皮を丸ごと被せた様に、その橋の質感は奇妙だった。ある古代生物の一部分の侵食された骨が、アーチのように橋を覆い被せて遠征隊を歓迎していた。同じくベールのように垂れ下げて死んだ生物の巨大な赤い羽。その上には小さな穴から入ってきた日の光が当っていた。羽の上で古いほこりが舞い降りて、微かな血の色で洞窟を染めた。そして橋を塞ぐように彼らが立っていた。

その生物は全身が熔岩のように赤く、無惨で巨大な両腕には地獄で鍛えられたような鋼鉄の篭手をはめていた。山羊のような大きな角の下に、万事を冷酷に見据える小さな目をやっと見付けることができた。

「期待できるな」
「自分の死がか?」
「あれを見ろよ、ちょうど俺らはもうアンタラスのお守役をすることにくたびれたところだったよな。 その豚みたいなトカゲ野郎はこの向こうにいる、言うまでもないか?」

そのグラディエイターはにこりと笑ったあと、盾を橋の下へ投げ捨てた。彼はギラン城の村の闘技場のチャンピオンだと言ったが、実はカーディアがギラン城の村に留まっている間一回も闘技場で彼の姿を見た事がなかった。しかし生きて帰ることさえできたら、彼はまさしくチャンピオンになるだろう。

(シャークドーンと良いライバルになる)

持っていたもう一つの剣を左手に構えたグラディエイターの姿を見て、カーディアは今は行方がわからない従兄弟を思い浮かべた。

「もうすぐだ...」

同じくリミットソードを持ったソードシンガーがつぶやいた。彼女はエルフとは思えないほど口調が荒かった。見かけも先ほどの戦闘で血を被って、優雅で可憐な森の妖精にはとても見えなかった。エルフというよりかえってドレバヌルみたいだと思ったが、カーディアはそんな言葉を口にするつもりはなかった。オークたちが勇猛さにプライドがあるように、エルフたちは美しさにプライドを持っていることを知っているからだ。

カーディアは残っている人々の数をおおよそ推し量ってみた。ギランを去る時400人を超えた遠征隊の数が、ドラゴンバレーを通る時半分に減り、今はその半数も残っていなかった。
いくら寝起きで不十分な状態だといっても、この人数で竜の巣から出た地竜に対するということは無謀だろうか...?

「心配はいらんよ。たぶんな...」

グリフォン騎士団のゴッドフリー卿は、彼女の葛藤を気づいたように肩を叩きながら言った。ギラン城の村を出る時10人だったグリフォン騎士たちも、今は彼と他の三人だけだった。彼は、領主の前で生きて帰って来るつもりはないと誓ったと言う。死が名誉なことであるとしたら、それは勝利を熱望して純粋に戦い、死んだ戦士たちだけの名誉だろう。不名誉を脱ぎ去る為にに自ら死を選ぼうとしていた彼女の従兄弟が一族から追放された時、自決を禁止した炎の君主の真義もその所にあると彼女は思っている。例の誓いに関する話が事実なら、カーディアはこの騎士を戦友と信じることができそうもなかった。

「そう、とにかくあの赤い筋肉の塊どもさえ処理すれば結界の心臓だか膀胱だかに着くのではないか!」

銀の車輪で走るヤカンを操るドワーフの職人が、疲れを知らない声で言った。

「カリック」

思いがけない声が介入した。遠征隊員たちは、まるで初めて聞くという表情でその声が聞こえて来た所を眺めた。マルックバーサーカーの巨大で重い死体の上に座って休んでいたプリキオスは、ゆっくり指をあげて橋の方を示した。

「カリックです」
「あいつらの名前か?」

ドワーフは気に入らないという表情で尋ねた。

「魔界の軍団長として、各々数百数千の悪魔軍を率いる上級悪魔です」

その言葉を聞いた遠征隊員たちの顔が一斉に歪んだ。

「おそらくあの二体が全てではないはずです。角を曲がればもっといるでしょう」

遠征隊員たちの顔はさっきよりもっと歪んだ。皆が沈黙する時間が経って、始めに動き出したのはゴッドフリー卿だった。しかしカーディアは彼を引き止めた。それより先立って、キルツという名前のアビスウォーカーが彼女に目配せしたからだ。アビスウォーカーは、まるで水中を歩くようにどんな雑音も立てずに動いた。それだけでなく人々は距離が離れるに従ってアビスウォーカーの身が少しずつ闇の色で染まっていくを確認した。橋をすべて渡った頃、カーディアは彼の姿を見失ってしまった。彼らは待った。

▲ 地竜謁見 (3)
地竜謁見 (5) ▼
C5:アペラセット







左から重装備・系装備・ローブ、クリックすると大きい画像がPOPします。
※参照サイト:天堂Ⅱ透視鏡

<セット効果>
重装備:総防御力439
    -最大 CP +232 / CP 回復速度 40% 増加
    -相手 PCに被撃の時 80% 確率でdebuff詠唱効果

軽装備:総防御力370
    -最大 CP +195 / CP 回復速度 40% 増加
    -相手 PCに被撃の時 80% 確率でdebuff詠唱効果

ローブ:総防御力300
    -最大 CP +177 / CP 回復速度 40% 増加
    -MP +665
    -相手 PCに被撃の時 80% 確率でdebuff詠唱効果

※参照サイト:(む)ぶろぐさん


ううむ、なかなかかっこいいですね・・・。色がいいなぁ。
比較までに他Aグレードの総防御力はというと、

マジェスティック/ナイトメア
重:464 軽:391 ローブ:318

ダーククリスタル/タラム
重:439 軽:370 ローブ:300 ※DCローブはセット効果+8%

ですので、A下位のセットと同等。
CP関係のセット効果が一見PVPによさそうですが、個人的には他のAグレード装備のセット効果には見劣りしますね。デバフ効果というのがどういうものなのかわかりませんが、そこまで期待できなそう。

重装備を着るナイトであればあるいは利用価値があるんでしょうか。

さらにこれを着れる条件が、階級が男爵以上
つまり、可能性としては

 ・ノーブレス
 ・LV6以上の血盟主
 ・LV7血盟の騎士団長・近衛隊長・血盟主
 ・LV8血盟直属の血盟員及び騎士団長・近衛隊長・血盟主

かなり厳しい気がしますw
さらにこれってグレードAのアジトでしか生産できないのでは?

ということはほぼこれを街中で見ることはないと思っていいんでしょうか^^;
一度着てみたいですけどねー。あまりにも条件が厳しいなぁ。


[余談]

新アクセ「おしゃれのシャペロン」。
もっとこう・・・色はどうにかならなかったんですかねw
これとコーディネイト合わせろというのはあんまりだあああああ!

さらに言えば、帽子かぶると髪も↑のようになるようですが、DE♀の場合『髪がストレートだと襟にめり込む』というバグで、髪型Aにグラフィックが追加されましたよね。
この帽子かぶった場合もめり込むのでは・・・((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

※8.26画像変更
地竜謁見 (3)

ドワーフの女の死骸は、まるで子供の体のように見えて気味が悪かった。シーケンはわざとそれを見えなかったかのように無視して、辺りに倒れていた他の死骸に近付いた。しかし彼と同行したホークアイにドワーフはすぐ発見された。
シーケンは自分の前にうつ伏せに倒れている死骸をつま先で覆した。三十をちょっと過ぎるぐらいのヒューマンの男だった。左腕には、オーレン警備隊のマークが描かれたスカーフを巻いている。あちこち負傷を負っているが、彼を死に至らしめたのは胸にささったマルックソルジャーの刀だった。そのマルックソルジャーも、男の仲間に復讐にあったのか頭が無い状態で倒れていた。男のオークたちが好みそうな奇妙な模様の護符と、戦いに用いられるだろう何種類かの道具、そして判読できない文字が刻まれた正方形の石を遺品で残した。シーケンは最後に捜し出した石を拾って上着の胸ポケットに入れた。できればそれを使う事がないように願いながら...

彼は戦闘でくたびれた身を壁に寄り掛け、魔術師のことを考えた。黙示録を手に入れる前から、いや、初めてスペルハウラーと会い任務に就いた時から、彼らは長老たちの言葉に細心の注意を持たなければならなかった。長老たちの勧告と言うのはすなわち警告だ。従わない者に血と死を与えるだろうという脅威だ。もちろんシーケン自身は、主に脅威を受けるよりは与える方だったが、さまざまな理由によって大長老シフィエルの意見だけは尊重したかった。

(決してその本を読んではならぬ)

彼は、いつ誰によって書かれたのかも分からない古くさい書物の端くれの内容には関心がなかった。一年弱自分と一緒に旅した魔術師にも関心がなかった。そして、シフィエルに特別な待遇を受けているという、その模範生のような魔術師も問題の本に関心がないと断定していた。間違いなく、そう断定していた......

呪われた森に到着する数日前、刃に似た月を霧が不鮮明に浸食した夜、スペルハウラーはカイシャの黙示録と共に影をひそめた...

「石はあったか?」

振り返ると、ドワーフの死骸をすべて調査したのか、ゴースティンが何かを手の上で遊ばせながらこちらに来ていた。シーケンが先程捜し出したものと同じ四角い模様の石ころだった。ドワーフの死骸が仰向けで横たわっているのを見て、彼は少し驚いた。

「いつも思うのだが、ドワーフの女の死骸は見るのは胸糞悪い」

意外な不平にシーケンが何か答えようとした瞬間、洞窟内のそう遠くない所で、気合いと悲鳴、鉄と鉄がぶつかる音、岩が割れて風の搖れる音が聞こえ始めた。

「俺達は迷う心配がなくて良いね」

シーケンを追い抜いてゴースティンが先に立ち、洞窟の奥へ颯爽と駆けていった。新しい侵入者の登場を気づいた化け物たちが、近くの洞窟から溢れ出た。

「さっそくか!」

ゴースティンが弓を引くと青い光彩を含んだ矢が走り、前を塞いで立っていた女の額を貫いた。続け様に次の矢が飛んで首にめりこむ。女の真っ赤な目が信じられないというように射手を睨んだ。飛びかかったホークアイは、彼女を蹴飛ばして倒した。女の背中のコウモリを似ている羽が、力無く地底を叩いた。巨大な刃物ように見える女の手が自分を踏んでいる敵の足を狙ったが、彼はもう三番目の矢を準備していた。

最後の矢を射ると、それでブラッディクイーンの動きは止んだ。ゴースティンは止まらずにさらに奥へ向かった。

シーケンの背後から、巨大な黒い鎧を着たマルックバーサーカーが襲い掛かった。バーサーカーの巨大な武器が、頭上に振りかぶる形で上がっていた。シーケンは呆然とバーサーカーの刃を眺めていた。

「遅い...」

頭で考えるより早く、彼の腕が反応した。右腰から左肩まで、短剣が相手の鎧を突き通して鋭い軌跡を描く。しかし、バーサーカーの名前の通り、アンデッドは胸が裂かれることも苦にしなかった。刃が振り下ろされる瞬間、シーケンは舌打ちをしながら身を転がした。彼が立っていた所に小さな窪みができた。彼は短剣を捨てて代わりに腰に携えていたファントムソードに持ち替え、相手の胸を目標にもう一度勢いよく切った。初めて巨大な体が力を失って崩れる。シーケンは雑言を吐き出してゴースティンを追い掛けて走った。


▲ 地竜謁見 (2)
地竜謁見 (4) ▼
地竜謁見 (2)

オーレンから来たミルロードが、マルックソルジャーの刀に胸を突かれて倒れた。倒した敵に視線を一度も向けず機械的に次の相手を求めた、が、マルックソルジャーの首にきらめく閃光が走ると、次の瞬間その頭が首と胴体に分離して地の底を踏み鳴らした。

カーディアは、元オーレン警備隊員の死骸をちらっと眺めた。彼は、この遠征に参加する前に警備隊で服務した時代の戦友たちと「鉄槍小隊」という傭兵団を組織して大陸を歩き回っていた、と言っていた。しかし今彼の死により鉄槍小隊は全滅した。

「後ろ!」

誰かが叫んだ。薄気味悪い風が彼女の耳元を撫でた。カーディアは、身を翻すと同時に、片手の刃で相手の巨大な赤い刃を受けた。鳴り響く鉄の音、手首が痺れる感触と共に彼女の武器と相手の武器が同時に跳ね上がった。手首の痛みを無視して、彼女はもう片方の手の武器で相手の手首を狙った。骨と鎧だけで成り立ったマルックバーサーカーの腕が、耳触りな音と共に胴から分離した。

「業火の主よ...」

彼女が詠唱を始めると、目の前の空間に燃えるパアグリオの印が浮び上がった。詠唱が終わると同時に、彼女はオークの足とは信じられない速度でその横の敵に駆け付けた。残された印から炎が広がって行き、周りにいた数匹の敵に絡まって爆発した。彼女は爆発でたじろぐ相手を蹴倒し、その上に乗った。二つの刃を振り下ろし、さらに一振りするとマルックソルジャーの背骨が砕けた。

獣のように身をはじけさせつつ起上がった彼女が次に狙った相手は、黒い獅子傭兵団の一人をたった今惨殺し、後ろ向きになっているマルックナイトだった。彼女の口から自然にソウルクライと同様の叫びが流れ出た。しかしアンデッドの顔からは何ら動揺の光も読みとれない。その瞬間だった。マルックナイトの鎧と表に突き出た骨に無数の小さな傷ができた。口笛のような鋭く長い音と共にマルックナイトの鎧、そして骨片が粉々に飛び散った。

「すまなかった。オークの自尊心に傷をつけるつもりはなかった」

全身を黒い服装で染めたスペルハウラーが彼女に向けてこっそり目礼をした。カーディアが怒った顔で駆けて来るのを見ながらも、魔術師は特別に恐れたり退くようなことはなかった。二人は自然と背中を突き合わせて周りを警戒する姿になった。

「カバットか?」

ダークエルフの魔術師が抑揚のない声で問う。異種族の者がオークの伝統武術カバットを知っていることに驚きはしたが、あまり問い詰めたくはなかった。

「基礎だけ」

声を出して返事をしながら、初めてカーディアは自分がどの位疲れた状態なのか悟った。全身が傷だらけだったし、鎧も傷のない箇所はなかった。魔術師のローブのあちこちも血で染まってはいるものの、それは自身の血ではないだろう。魔術師たちが無事だったらまだ希望はある、とカーディアは自らを奮い起こした。

スペルハウラーの指先が魔法書を手早く捲り止める。彼の手先がページの一部分をつくと、深い血の色のオーラが、こちらを向けて槍を投げようとしていたプランドを食うように襲った。トカゲのように見えるプランドは、槍を持ち上げた姿勢そのまま地面に倒れて死んだ。

プリキオスという名のこのスペルハウラーは、今度の遠征に一人で従軍した。常に独りで、オーレンから来た他のダークエルフたちとも滅多に会話しなかった。しかし彼は有能な隊員だったし、他人と一緒に戦うのにも慣れているように見えた。なによりも彼は生き残った。彼は戦友だ。

「キリがないな。もっと奥へ行った方がいいぞ、オークのお嬢さん!」

二人に向かって中年のドワーフが、一人短い足を忙しく動かして走って来ながら叫んだ。巨大なケーブビースト二匹に追い回されてるのを本人は気にしていないようだったが、見守る立場では気遣うしかなかった。カーディアと魔術師がいる場所に通じる洞窟の狭い入口をドワーフが通り過ぎ、続いてケーブビーストたちがその所を通ろうとする瞬間だった。タイヤのついた大きな銀色のヤカンみたいなものが、素早くその間に割り込んだ。腕のようなヤカンの両側に付いていた斧槌が何回も軌道を描いた。しばらくすると、入口辺りにはあちこち振り撤かれた化け物たちの押しつぶされた肉片だけが残った。

「残った人々を呼び集めてもっと奥へ行こう!」

ドワーフが示す方を見ると、洞窟の狭苦しい側壁の向こうに巨大な竜の骨が、天井の岩の裂け目から射している光を反射して、薄黄色い光を発していた。


▲ 地竜謁見 (1)
地竜謁見 (3) ▼
地竜謁見 (1)

すべてのものが気に入らなかった。疎ましい硫黄臭が漂うこのドラゴンバレーも、いつからか彼の後をついて来ている軽率で出しゃばりなあのホークアイも、道中ウジャウジャいる化け物と人々の死骸も、俺を裏切りどこかであざ笑っている魔術師も... その中でも最悪なのはあの阿呆なシリエンエルダーの小娘だ!一体なぜ...!

くそ!ダークエルフは頭を横に振った。本当に最悪なのはこんなことに振り回されている自分自身だ。遅々として進まない状況で指示に従い呆然と歩みを踏み出している姿だって、不格好な上みっともない。

「気に入らないね」

ホークアイが軽薄な態度で言った。彼の声を聞いてから、シーケンは自分が今まで息を殺したまま歩いていたことを悟った。問わなくても相手はぺちゃくちゃその理由を言うだろう... こいつはそんな奴だから。

「その魔術師のやつ、よりによってこんなところで逃げるんだから。見つけたら俺の腕を見せてくれる」

シーケンの二つの目が、揺れる怒りを持ってホークアイを睨む。かすかに反感を持って、ダークエルフの灰色の瞳を見合わせた「鷹の目」が他の所へ向く。

「分かってるさ。もちろんヤツの息の根を止めるのはお前の仕事だ。俺はそんなつもりで...」

「ゴーシュ、君が殺人以外の仕事もできるなんて知らなかったよ」

ひょろ長いホークアイの顔が軽く歪んだ。

「おい、言葉がすぎるぜ!」

ダークエルフはそっぽを向いてまた谷の奥に向けて歩き始めた。

「俺にもできることがいろいろあるさ」

「例えば?」

「例えば...」

毒々しい煙に腐った石が自らの重さに負けて崩れる音に、二人の足音だけが加わった。谷は静かで、会話はこれ以上続かなかった。やがて他の音が聞こえ始めた。その音の主たちが、巨大な蛇の体をひいて谷に散らばった砂利を転がして気持ち悪い音を作り出しているのだ。ホークアイのゴースティンは、嬉々として周辺を見回し、戦闘の準備をしながら言った。

「もうそろそろお出迎えの時間だね。お嬢さんたちが来たぜ」

ゴースティンが言葉を終わる前に、シーケンのファントムソードからはもう薄青い精霊の機運が立ち上っていた。


▲ 地竜謁見 - プロローグ
地竜謁見 (2) ▼
地竜謁見-プロローグ

ドラゴンに「個人的」関心というものがあるのだろうか?

人々は、火竜ヴァラカスを親展したリオナ・ブラックバードや、水竜パプリオンの敵対者であるリオネル・ハンターの例を見れば、彼らも喜怒哀楽を感じる平凡な被造物に過ぎないと言う。しかし賢明な人々は既に理解しているように、ドラゴンたちは決してあの二人の人間を寵愛したり憎悪することはなかった。ドラゴンたちの思考や感情は神々のそれと同じく、私たち五大種族が易々と理解することができるものではない。逆に私たちのヒューマンと他の種族たちが竜を恐れ、憎むということは明らかだ。

ギランの災いが目覚めるやいなや――竜が寝る姿を横で見守っていた者がいないためそれさえも予測に過ぎなかったが――領主会議は、減税政策や海運条約、四書編纂などに対して論議する時とは全く異なり、征伐団の構成から派遣まで瞬く間に議決してしまった。重大政策の最終的な決定権を持っていたのは当時ギランの領主だったカルモン・エストス男爵(*1)だったが、これには領主本人の意志よりも商人連合と地方豪族たちの圧力が大きく作用したようだ。

男爵は、城の守備兵力の半分にあたる四個小隊120人の兵士を、ヘストゥイ部族出身のオーク カーディア・ズ・ヘストゥイに任せ、ドラゴンバレーへ送った。これは多くの領地から派遣されて来た遠征隊員の中でも一番大きい割合を占める数字だった。生存者たちの証言によれば、領地所属ではなく個別的に従軍した人々もいたらしく、遠征隊員の総数は400人を越したと推測される。

結果的に、遠征は成功も失敗でもない奇妙な形で終結しまったから、誰もアンタラスの首級をあげてギラン城に帰って来ることはできなかったが、アンタラスがギランの大地を踏む事もなかった。しかし、この遠征を無益な犠牲だと蔑むことは、性急な上に慈悲が欠乏した残忍な仕打ちだ、と私は思う。なぜなら、当時各地の領地同士が急な戦乱の渦に巻き込まれお互いに対立していたにも関わらず、従軍した隊員たちが望むことは、ひたすらにギランの災いを再び眠りにつかせ平和な日常を取り戻す事だったからだ。極僅か、の人物を除きそうだった。

スペルハウラーのプリキオスは、当時族長ミトラエルを代理してダークエルフたちを導いていた大長老シフィエルの命令に従い、呪われた森で「カイシャの黙示録」を発見したが、それを持って逃げた。

シーケン・グルムドレイクは、自分と同族を裏切った者を懲罰して問題の本を回収するため、地竜の鼻先まで逃亡者を追跡した。

人間に比べて激しいダークエルフの性格を考慮しても、決して健全な精神状態といえない彼の行動背景と、彼らの運命を――おまけに世の中の運命も――揺るがした人々に関しては年代記の他の場で叙述する機会があるはずだ。


ハーディンの弟子でありダスパリオンの敵対者、ヒンデミット、帝国暦1640


(*1)
原文では、「ルーウィン・ワルドナー男爵」となっていますが、当時、ルーウィン・ワルドナー男爵はグルーディオ領主であり、ギラン領主はカルモン・エストス男爵でした。また別資料に「カルモン・エストス男爵がアンタラス討伐を指示した。」という記述があるため、個人の判断で修正させていただきました。



  地竜謁見(1) ▼
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