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復帰予定のお知らせ



全アデンの皆様、お久しぶりです。altemaです。
いかがお過ごしでしょうか?

『地竜謁見』のエピソードは終わりましたが、いまだに公式にはC5のストーリーは掲載されていないようですね。
韓国ではリオナのエピソードが掲載されてるとか。
日本で掲載されるのはいつになるんでしょうね。


さてさて・・・

リアル話で恐縮ですが、イタリアでの生活が終幕に近いています。
何事もなければ、今月の25日に日本に帰国する予定です。

それに伴い、リネージュ2の世界にも復帰しようと思っています。
C4はほとんど遊べませんでしたし、新しいC5の世界を見てみたいので!
何よりも、アデンに住んでいる友人に会いたいですからね ^^

そして、まだまだやることはたくさんありますから!
altemaをノーブレスにしたいですし、シンガーも育てたいしetc...

復帰次第、随時この日記も更新していこうと思っています!
そんなわけで、今後ともaltimania.mnをよろしくお願いいたします。

次回は復帰報告となると思います!!



待て!!!次回!!!!



※写真はフィレンツェにいたオッコトヌシ様(cfもののけ姫)
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地竜謁見-エピローグ

ホークアイのゴースティンは、インドナリル様式の椅子に座って茶を飲みつつ、彼の主人が来るのを待っていた。彼は血で汚れた服を着替えなかった。許しを得ることができなかったからだ。

黎明の若いクレリックは、無表情を装ったまま部屋の扉際に立っていた。ゴースティンは、そんな表情に慣れていた。彼らは、聖職者の部屋に、汚くて粗暴で罪で染まった汚れた者が入って来ているということ自体が不満なのだ。


「来た?来たのか!」

扉が開かれて、彼の主人が入ってきた。いつ見ても幸せに見える顔に、淑やかな身なりを維持している彼は、ギランの司教の中の一人で、予言の証人と呼ばれるフランツ・アベルだった。ゴースティンは彼の機嫌を伺って席を立ち上がった。フランツは手を軽く上げた。

「そのまま座っているように」

彼は目線で合図し、扉を守っていた若いクレリックを退席させた。
クレリックは、不信と嫉妬心を匂わす視線をもう一度ゴースティンに投げてから部屋を出た。


「そう... お前がここ来ているということは遠征隊が地竜を退けたという話になるな?ギランのための幸いな事に違いない... それで...?」
「魔術師は逃しました」

微笑みを浮かべているフランツの口元がかすかに震えた。
ゴースティンは慌てて言葉を引き継いだ。

「アンタラスと一緒に消えてしまったんです。私が見るには、まるで地竜と対話を試みているようでしだが...」

司教が座っていた椅子の肱掛けが、ミシミシと音を出しながら壊れた。

「あのダークエルフは?」
「まだ魔術師の行方を追っています」

「ところでお前はどうしてここへ来ている?」
「あ、それが...仕事の途中経過がお知りになりたかったのではないかと...」
「お前が教えてくれなければ私が分からないとでも思うか?」

フランツは彼の下僕に向けて手を伸ばした。ゴースティンは怖気付いて首をすくめた。
フランツの手先が彼の額に触れた...... しかし何も起きなかった。

「何、お前を咎めることはないでしょう... しかしお前がすべきことが何かは、これからも忘れないで貰いたい。何があっても、お前はその本を呪われたエルフたちの手から取り戻さなければならないのだ。混沌の到来を阻むために、その本は私たちの教団の元になければならない。分かるか?」

ゴースティンは頷いた。

「分かったら彼の疑心を買う前に帰るように」

この言葉を終りに席を立ち上がった司教は部屋を出ようとしたが、ふと振り返った。


「ところで、」

ゴースティンは動きを止めて主人を眺めた。

「今度の遠征隊に黒い鎧の騎士たちが混ざっていたという話が聞いたが、彼らに関して分かった事があるか?」
「直接見てはいません...」

ゴースティンは、主人の表情を察しながら、言葉を引き続いた。

「私たちが遠征隊と合流した時には彼らはいなかったのです。地竜の巣を守る化け物たちと争った時、戦死したと聞いたんですが...」
「死ぬ?!」

司教は嘲笑った。

「お前は、彼らの死骸でも確認したのか?」

司教は自ら問うて自ら返事した。

「それはないでしょう...不死身の騎士たちが戦死するなんて、ナンセンスだ」

司教は柏手を一回打って、そのまま部屋を出た。一人で残されたゴースティンは、しばらく考え込んだ。シーケンがプリキオスを見付けたとき叫んだ言葉に関して、任務報告するためにここに来たことで、その意味がやっと分かった。

(何、構わねぇさ...)

しばらく後ゴースティンの姿もその場所で消えた。

*******

―――― 一点の光も存在しない完全な闇の中で,、魔術師は言った。

「地竜よ、つまらない生物どもに敗れて土中深く逃げたお前の姿はとても惨めですね」

竜は怒っていた。

「光の力は、すでにあまりにも強くなりました。竜という言葉に、彼らはこれから恐怖を感じないでしょう。お前の兄弟たちは、今日お前があったことと同じ敗北を喫するようになるでしょう」

竜は恐れていた。

「地竜よ、私は証明した。これから私の問いに答えなさい」

竜は受諾していた。

「母なるシーレンはどこに居られるのですか?」


▲ 地竜謁見 (11)

地竜謁見 (11)

シーケンは、カーディアの方には振り返らず、悪態の声を張り上げた。アンタラスを相手にしてのそれではなかった。彼の目線の先には、案の定スペルハウラー プリキオスが魔法書を広げたまま立っていた。

一方プリキオスは、自分が救い出したシリエンナイトを完全に無視していた。彼が呪文を暗誦して、指でアンタラスの頭を示すと、緑光を含んだ風が竜の頭を包んだ。

一人がアンタラスの後足にぶら下がっていた。エルブンソードの柄を口に咥えたエルフの女だった。彼女は左手を鱗の間にひっかけ身を支えたまま、もう片方の手で剣を取った。膝の内側の柔らかい部分に、彼女は剣を刺し入れた。アンタラスが足を振り回すと、彼女はかなり遠い距離を飛んで地底に倒れ転び気を失った。

これらのことが起きている間、リアン枢機卿とその随行人は、負傷した騎士たちを1ケ所に集めて光の神に祈りを捧げていた。普段の枢機卿は、今にも倒れそうなほど息が絶え絶えで、思い通りに動くことさえできない年寄りだったが、神に祈りをささげる時だけは例外だった。祈る時の彼女は、光の神殿に立てられた星霜のように大きく堂々と見えた。
祈祷が終わると、死骸のように横たわっていた幾多の騎士たちが、体力を回復して自力で立ち上がった。彼女の治癒は、死地にいた防御陣の負傷者達さえ回復させていた。

アンタラスの開けた口に、赤い光と共にに岩が現れ丸く固まり回転し始めた。
アンタラスは枢機卿と騎士たちの方に頭を回した。

完全に力を取り戻した騎士たちは、その場を避けることができたが、騎士たちの中にはまだ避ける事ができる程回復していなかった人々が多かった。恐怖に怯えた若い騎士に向けて、枢機卿はにこりと微笑んだように見えた。

「アインハザードは偉大です」

リアン枢機卿は、アンタラスに向けて後ろ向きになった。誰かが、彼女の脇を抱えて助け出そうすると、枢機卿はどこからそんな力が湧き出たのか、騎士たちの方へ彼を押し退けた。彼女はアンタラスの方にむしろ一歩一歩近付いた。

アンタラスが赤く盛り上がった岩塊を吐き出した瞬間、枢機卿は杖を握った手を力が強く伸ばした。地竜のドラゴンブレスは、彼女によって遮られ、騎士達のところまで辿り着くことはできなかった。

騎士達だけではなく、魔術師、エルフ、ドワーフ、ひいてはダークエルフたちさえ光の神の名前を叫んで歓呼の声をあげた。しかし、リアン枢機卿は言葉を発することができなかった。彼女はアンタラスに杖に向けたそのままの姿で、その場に立っていた。石になってしまったのだ。次の瞬間、アンタラスが前足を振りはなすと枢機卿の姿をした石像は、こなごなに散らばった。

カーディアの口から、血と殺戮を渇望する叫びが迸り出た。
地竜の咆哮が巣中にこだました。今度は誰も逃げなかった。神、領地、騎士団...各々自分が名誉をかけている対象の名前を叫んで、地竜の血を貪った。


「オイ!」

シーケンが自分に駆けて来るのを見たカーディアは、彼が何を言わんとしているのか気付いた。彼女は、駆けて来たシーケンを受けとめ、力の限り頭上へ投げてやった。
しばらくアンタラスの脇腹にぶら下げる形になったシーケンは、身を翻してその背中に立ち上がった。アンタラスが続いて身体を振るわせたが、彼は斧のように伸び出たアンタラスの鎖骨を伝って、刃の様な鱗が無数に逆立っている首に乗りこんだ。


「...!」


竜が再度吠えた。シーケンは聞こえたそぶりも見せず、何度も何度もアンタラスの首に剣を振り下ろした。兵士らの叫びとアンタラスの咆哮、地響きが一ヶ所に集まって、この世の中のものとは思えない音を作り上げていた。

アンタラスはもう一度、燃え盛る岩を吐き出した。今度は大きい被害を被っていなかったレンジャーたちが目標だった。ヒーラー達は、アンタラスのすぐそばにまで近付くという危険を冒してまで、負傷者たちの治癒に当たった。
若い騎士の槍が腹を突き通した瞬間、アンタラスが大きく首を奮った。シーケンは空中に放り出されたが、猫のように巧みに身を取り直して、地竜の頭の上へ下りた。

シーケンは剣を握り直した。


「楽しかったぞ、兄弟」


青い光を称えたファントムソードはアンタラスの目と目の間へ突き刺さった。
アンタラスは身を揺るがして、二本の足で立ち上がり、奇妙な叫びを上げた。


「避けろ!」

遠征隊員たちは、アンタラスの攻撃を警戒して四方へ散らばった。
アンタラスの前足が振り落ちた。彼は、つまらない低俗な生物たちに対する怒りと、理解し難い恐怖を感じていた。その奇妙な声が果てしなく続いた。彼は身悶えした。土埃が立ち上った。今までとは違い、今度は土埃がますます濃くなった。
隊員たちは目を覆わなければならなかった。 カーディアは何が起こっているのか分からなかった。

地が震えて、アンタラスは泣き叫んだ。


「待て!」


咆哮の中に知っている声が混じった。


「待ちなさい、アンタラス!」


忘れることが無さそうな声だった。


「プリキオス!」

シーケンが叫んだ。アンタラスが泣き叫ぶのが急に止まった。プリキオスの声だけがずっと続いた。それはカーディアが一度も聞いた事がない言語だった。シーケンが、死に物狂いで大声を出した。

「本は!エルカーディアはどこにいる、プリキオス!」



そして急に静かになった。

埃が沈んだ後、その場に竜の姿は見えなかった。

洞窟をいっぱい満たしていた巨大な生物が嘘のように消えると、遠征隊員たちは少しずつ我に返った。一番初めに動いたのはドワーフたちだった。彼らは、地竜が現われた穴をあっちこっち覗いてから叫んだ。

「金だ!金貨が山のように積もっている...!」
「何だ?」
「本当に?」

遠征隊員たちは猫も杓子もなく皆ドワーフ周りへ集まって来た。
ヒーラーたちは生き残った負傷者たちの治癒を始めた。

シーケンは剣を投げつけ、周辺を見回していた。
既に予想していたが、やはりスペルハウラー プリキオスの姿はどこにも見当たらなかった。彼は、最後の瞬間アンタラスが立っていた場を、つま先でガツガツ蹴飛ばして一人きり考え込んでいた。彼は、もし親切なドワーフがシャベルを握らせてくれたなら、すぐにでも土を掘り始めそうな表情だった。

(あのシリエンナイトは、どうしてそこまで執拗にプリキオスを追っているのだろう...)

カーディアはそれを知りたかったが、今尋ねても答を聞くことはできないだろうと確信していた。彼女は周りをもう一度見回した。主人を無くしてしまった竜の巣...
初めて勝利したという実感を少しずつ感じ始めた。


▲ 地竜謁見 (10)
地竜謁見 エピローグ ▼
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